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1993 年





提言に当たって

現在、経済の大きな転換に当たり、大企業ではリストラクチャリングに迫られており、中小企業においては急激な構造改革を迫られている。これに対し、中小企業がどのように対応するかが最も大きな課題となっているが、昨年好評裡に終わった全国大会を記念して、この課題の解決を考えてみようということになり、体制を整備し、小松電機産業株式会社社長をリーダーとしたリームを作り検討を重ね、これに基づいて株式会社エリアサイエンスの株式会社エリアサイエンス専務他研究員の方々に編集を依頼し、「島根県における産業の創造について」という提言をまとめ、これを、県や国、上部団体、経済界、関係団体等に配布し、私共中小企業者と一体となり、実現を求めて行きたいと思っている。
日本の景気は、各種の経済指標で見る限り、緩やかではあるが回復傾向にあるとみられているが、経営者の実感は、とても政府や日銀の発表するほど明るいものではないようである。当地方も、概ね全国と同様であるが、中小零細企業が多く、中小企業率では全国2位というほどであり、不況の落差は比較的低かったが、従来の水準が低いため着地点は他地域と同様と言える。大勢として、回復の傾向にあるが、、打ち続く円高は下請企業に影響を及ぼし、又、設備投資の指標は全国屈指の伸びを示しているが、これは資本金1億円以上の企業であり、中小企業は未だ停滞の意気を脱していない。その上、製造業では空洞化の問題、流通業では規制緩和に伴う大企業との競争の激化が予測され、中小企業はジリ貧に落ち込む危機が懸念される。
これに対応するため、私共は島根県の長期計画との関連を保ち、又、産業交流会館との連携に配慮しつつ、しまね創造研究所を作り、産業、企業の積極的な創造活動の推進、その基盤となる人づくりと環境整備について取り上げることとした。
ご共鳴を賜り、私共中小企業者と一体となり、ご推進を賜れば幸甚これにすぐるものはない。

島根県中小企業団体中央会 会長 古瀬 禦