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太陽の國・IZUMO

夢を信じていない人は現実主義者ではない、が国際平和のために貢献している人間自然科学研究所に勤務する小松昭夫氏と彼のチームの作業への感謝の印としてオランダの出版社De Bovenkamerから出版されました。2014年11月23日に、小松電機産業株式会社が主催する出雲からの日の出シンポジウムの間、この本の第一刷が日本の松江で発表されました。

夢を信じていない人は、現実主義者ではない(一部抜粋)

小松様へ

昨年、ハーグ平和宮の100周年記念の際、カーネギー財団からベルタ・フォン・ズットナー(1843-1914)の彫刻の作成の依頼を頂きました。素晴らしい彫刻を作るために、彫刻家の主題に没頭する必要があります。この目的のため、この本の出版社であるマリアンヌ・クライウェグト女史と私はベルタの足跡の一部をたどる旅行をすることに致しました。そこで私の人生を変えるような旅へ小松様をお連れしたいと思います。

その頃のベルタ・フォン・ズットナーは、世界で最も有名な女性です。彼女は作家、平和活動家でノーベル平和賞を受賞した最初の女性で、アンドリュー・カーネギーの寄付により創設された平和宮のスピリチュアルの母です。彼女の本、Die Waffen nieder!(武器を捨てよ!1889年)では、戦争が歴史の中でまさに初めて、自宅に滞在している人の視点から記述されています。彼女は、戦争は名誉と男性的だという、彼女の同時代の一般的な見解に挑戦しています。これは前例のない規模の平和運動になります。武器を捨てよ!はソルフェリーノの戦い(1859年)で始まります。この戦いの翌日、アンリ・デュナンは非道な虐殺に直面し、このことが赤十字の創設の契機となりました。事実、ヨーロッパ各地の異なる場所で異なる人々が約30年間にわたり、同じようなビジョンを発展させ、思想のために食糧をささげています。広範囲である種の集団的考え方があったでしょうか?

(中略)

小松様の本を読ませていただき、国際平和の分野で人間自然科学研究所の試みを勉強させていただきました。平和について言及される際、調和の延長としてそれを見ていらっしゃいます。調和はおそらく異なる形で経験し、西洋の世界のそれよりもアジアで深く根ざしている概念であると思います。ヨーロッパの歴史は、2つの世界大戦で最高潮に達する終わりのない戦いと流血で構成されています。第二次世界大戦後、詩人が詩を書くのをやめ、彫刻家は美の検索をやめてしまうほどひどいものでした。芸術の世界は損なわれ、沈黙となりました。ドイツは終わりのない謝罪を提示しています。賠償(Wiedergutmachung)という名のプログラムが設定されています。ドイツが多くのダメージを引き起こした場所で、ドイツの民間ボランティアがそれらの修復をしています。これはドイツ政府によって行われる、すべての賠償の支払いとは無関係です。今日でも主に若者たちに、戦争、平和と共存のメカニズム知らせることに焦点をあてたプログラムがあります。

(以下省略)

※全文は以下PDFデータでご一読ください。



著者
イングリッド・ロレマ

翻訳
日本語:Vertaalbureau Perfect
英語:Marie Louise Schoondergang | The Art of Translation
韓国語:Yi Jun Peace Museum, The Hague
中国語:Vertaalbureau Perfect

発行
2014年11月

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